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海底からの生還 [ノンフィクション]

タイトル    海底からの生還 史上最大の潜水艦救出作戦
作者     ピーター・マース


(あらすじとデータ)

1939年5月23日。潜水艦スコーラスがニューイングランド沖で沈没した。
潜水訓練中のことである。
沈没の原因は不明。

潜水艦からの脱出・救出方法を研究し、
スキューバダイビングの原形を発明した、
情熱のカリスマダイバー、スウェード・モンセンがスコーラスの救出に向かう。

ノンフィクション。


(私はこう読んだ)

じつは、以前から本屋で気になってました。
ノンフィクションでデータも多いし、面倒くさそう…と
逡巡していたのですが、
思っていた以上に面白かったです。

そしてかなーり怖かった。
潜水艦事故、ハンパねえ怖いっす。
と同時に。
プロの軍人のなんという格好良さよ。

沈没した艦の乗組員の勇気もさることながら、
レスキューの立役者、モンセンは本当に英雄です。
海中で呼吸するための器具モンセンの肺や、
そのための酸素を何と混合すべきか、
潜水病と戦いながら探っていく過程なんか、本当に大変だったろうと思います。
その苦労話だけでもドキドキもの。

まして、奇跡の救出劇は泣きそうに緊迫感にあふれておりまして。
読みながら緊張して、めっちゃ肩がこりました。
潜水艦の引き上げはさらに緊張。
そんなに深い場所の、ロープがぐるぐるしてる所で
潜水作業するなんて、考えただけでもドキドキするー、と
ジタバタしながら読みました。
しかも、当時の最先端とはいえ、
今と比べたらいかにも動きにくそうな器材を使って、なんて。
バティシステムをとっていないのもドキドキ。
自分が潜ってるわけでもないのに、手に汗握り、
軽い閉所恐怖の気分さえ味わいました。
あー、面白かったー。

もしかしたら、
多少スキューバの知識があったほうが分かりやすいし、
体験ででもいいから一回でも潜った経験があったほうが
実感度は高いとは思うけど、
そうじゃなくても大丈夫なくらい、
図解も分かりやすいし、写真もあって、
意外と読みやすいんじゃないかと思われます。

それに、
ノンフィクション冒険劇としても秀逸でしたが、
歴史物としても興味深かったです。
作業中に第二次世界大戦に突入した、
この引き上げられた潜水艦と、引き上げた艦とは、
ふたつながら真珠湾で日本との開戦を迎えるのです。
事実は小説よりドラマチック。



海底からの生還―史上最大の潜水艦救出作戦 (海外ヒューマン・アドベンチャー・シリーズ)

海底からの生還―史上最大の潜水艦救出作戦 (海外ヒューマン・アドベンチャー・シリーズ)

  • 作者: ピーター マース
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本



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