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怪奇がたり [ホラーミステリー]

タイトル    怪奇がたり
作者     城島明彦


(あらすじとデータ)

怪談短編集。

・首塚…猫の生首がある廃墟病院のモルモット
・骨…古代の骨とイヌ腐食ウィルス
・記憶…平家のお姫様姉妹
・鈴…化け猫もの
・呪殺…患者の呪いを医者が引き継ぐはなし
・髑髏杯…信長に殺された武将の子孫倶楽部
・手毬…芦屋道満の子孫にイジメを受ける安部清明の子孫
・顔…殺人犯のドッペルゲンガー
・人形…自殺した旅館の娘の霊が取り憑いた人形


(私はこう読んだ)

思わず作者の年齢をチェックしてしまったほどの、語彙のセンスの古さが、
個人的には読みどころでした。

そのくせ中味は子供っぽくて、なんだかアンバランス。
大雑把すぎて、いまひとつ入りにくい起承と、
愕然とするほどヘンテコな展開、
それにくっついた凡庸な結末という取り合わせが、
昔の怪奇漫画みたいで、
不思議とクセになる怪談集だと思いました。
つのだじろうとか。
古賀新一とか。
梅図かずおとか。
読んでいると、黄金期の先生たちの絵での
脳内変換が自然にされてなりません。
でも、そこが楽しい、みたいな。
郷愁かな?

怪談として怖いか、というと、そうでもないんですが、
不条理モノとしては、ある意味突き抜けていて、目が覚めます。
ツッコミどころ満載。
総じて、これはこれで面白いような。

ところで。
この本、電車で読む用に1週間くらい持ち歩いていたのですが、
その間に2回も「モンマさん」と声をかけられました。
人違いです。
私、よっぽど似てるのかなあ、その「モンマさん」に。
でも、1回は横浜元町。
2回目は東京初台。
初台で呼び止めてきた大学生の男の子ふたりによると、
「後姿はまんま」だそうです。
なんか、もしかしてドッペルゲンガー?
ちょっと怖かったです。


怪奇がたり (扶桑社文庫)

怪奇がたり (扶桑社文庫)

  • 作者: 城島 明彦
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/07/12
  • メディア: 文庫



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