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モンスター [ホラーミステリー]

タイトル    モンスター
作者     百田 尚樹


(あらすじとデータ)

町一番の不細工女が、整形に整形を重ねることで、
輝く美貌を手に入れて、帰ってきた。
彼女の目的や、いかに。


(私はこう読んだ)

驚愕の面白本でした。
特に主人公が整形手術にのめり込んでいくくだりは、
ハッキリ言って目から鱗!
なるほど、
醜いって、美しさ以上にドラマチックなのかもしれないです。

本書は本質的には、
生物としての個の切なさについての物語だと思うんですが、
蝉の一生みたいな悲しみがある、
素敵なバカ本作品になってます。

でも、この話をここで終わらせるのは、
勿体ないような気がしちゃうのは、
私が女性だからでしょうか。
この主人公の人生、きっと、ここから先が面白かったのにな。
そう思うと、美貌の破綻がスタートだった
楳図かずおの「洗礼」は、つくづく面白い物語だったかもしれません。

美しさというのは腕っぷしの強さと同じで、
キリがない、という話になっていて、
その先の欲望がおざなりだったところが、
この作品の限界であり、同時に愉快なところなので、
これはこれでいいのかも。
だって笑ったもん。


モンスター (幻冬舎文庫)

モンスター (幻冬舎文庫)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 文庫



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悪の教典 [ホラーミステリー]

タイトル    悪の教典
作者     貴志 祐介


(あらすじとデータ)

一見、人気の理想の教師。
その実、合理の権化たる殺人鬼。
完全犯罪はなるか?


(私はこう読んだ)

普通に面白いです。
目新しさはないけど、プロの仕事だなあ、という感じ。
大量殺人の話なのに、あんまり怖くないのが、
不満と言えなくもないけど。
たぶん、エロい部分もグロい部分も、
基本的にノーマルなのかな。
爽やかとは言わないまでも。
病気っぽさがないというか。
作為に過ぎる、というか。


悪の教典

悪の教典

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: 単行本



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鋼の神 [ホラーミステリー]

タイトル    鋼の神
作者      スコット グリュンマルク


(あらすじとデータ)

世界はみずからをエンペラーと呼ぶ
超能力者たちに動かされている。

その二大勢力のトップたちが欲しかったのは、
自分と同じ超能力を持つ後継ぎ。
男しかいないエンペラーたちは、
それを産むための、超能力者の女を欲していたのだ。

超能力少女を巡る、
エンペラーたちと、少女の父親との闘い。


(私はこう読んだ)

面白いような面白くないような…

いろいろ、なんとなく釈然としない小説なのですが。
確実に言えるのは、
超能力を持ってる15歳の娘が、父親にベッタリしすぎ。
聞き分けが良すぎて、
キモチ悪い!って辺りでした。
小学生でももう少し自我があるだろうに。

エンペラーが二つの派閥に分かれて
徒党を組んでいるのも変な話で。
そもそも、エンペラーの子供を作って、
エンペラー帝国を作ろうという構想からして間違っているし。
力を行使して他者を支配したい人間が、
支配者しかいない帝国を作ってどうするんだろう?
意味が分からなかったです。


鋼の神 (創元ノヴェルズ)

鋼の神 (創元ノヴェルズ)

  • 作者: スコット グリュンマルク
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1992/04
  • メディア: 文庫



鋼の神 (創元ノヴェルズ)

鋼の神 (創元ノヴェルズ)

  • 作者: スコット グリュンマルク
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1992/04
  • メディア: 文庫



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怪奇がたり [ホラーミステリー]

タイトル    怪奇がたり
作者     城島明彦


(あらすじとデータ)

怪談短編集。

・首塚…猫の生首がある廃墟病院のモルモット
・骨…古代の骨とイヌ腐食ウィルス
・記憶…平家のお姫様姉妹
・鈴…化け猫もの
・呪殺…患者の呪いを医者が引き継ぐはなし
・髑髏杯…信長に殺された武将の子孫倶楽部
・手毬…芦屋道満の子孫にイジメを受ける安部清明の子孫
・顔…殺人犯のドッペルゲンガー
・人形…自殺した旅館の娘の霊が取り憑いた人形


(私はこう読んだ)

思わず作者の年齢をチェックしてしまったほどの、語彙のセンスの古さが、
個人的には読みどころでした。

そのくせ中味は子供っぽくて、なんだかアンバランス。
大雑把すぎて、いまひとつ入りにくい起承と、
愕然とするほどヘンテコな展開、
それにくっついた凡庸な結末という取り合わせが、
昔の怪奇漫画みたいで、
不思議とクセになる怪談集だと思いました。
つのだじろうとか。
古賀新一とか。
梅図かずおとか。
読んでいると、黄金期の先生たちの絵での
脳内変換が自然にされてなりません。
でも、そこが楽しい、みたいな。
郷愁かな?

怪談として怖いか、というと、そうでもないんですが、
不条理モノとしては、ある意味突き抜けていて、目が覚めます。
ツッコミどころ満載。
総じて、これはこれで面白いような。

ところで。
この本、電車で読む用に1週間くらい持ち歩いていたのですが、
その間に2回も「モンマさん」と声をかけられました。
人違いです。
私、よっぽど似てるのかなあ、その「モンマさん」に。
でも、1回は横浜元町。
2回目は東京初台。
初台で呼び止めてきた大学生の男の子ふたりによると、
「後姿はまんま」だそうです。
なんか、もしかしてドッペルゲンガー?
ちょっと怖かったです。


怪奇がたり (扶桑社文庫)

怪奇がたり (扶桑社文庫)

  • 作者: 城島 明彦
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/07/12
  • メディア: 文庫



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呼ぶ声 [ホラーミステリー]

タイトル    呼ぶ声
作者     ジョン・ソール


(あらすじとデータ)

ロサンゼルスのすさんだ学生たちに愛想を尽かした女教師。
かつてはインディアンたちの土地であり、
いまは落ち目の石油坑の町である故郷で
待ち受けていたのは、昔の顔なじみと、巨大企業の陰謀だった。


(私はこう読んだ)

どうもあっさりした話でした。
インディアン物としても、
青春小説としても、
医療ホラーとしても、あっさり。

パーツは派手なのに、全体の読み触りが地味なのは、
登場人物への感情移入が難しい作りだからかも。
おそらく、それがソールの味ではあるので、
もしかしたら、もっとガッツリ大地礼讚の話に
絞ってくれたほうがしっくりしたのかも…
と、思うのは、今どきの読み方かしらん。

面白くないわけではないんだけど、
やや物足りなかったです。

なんだかんだ言って、
やっぱりソールは子供怖い系のがインパクトあっていいのかなあ、と。


呼ぶ声 (扶桑社ミステリー)

呼ぶ声 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: ジョン ソール
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 文庫



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