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ノストラダムス 封印された予言詩 [海外ミステリー]

タイトル   ノストラダムス 封印された予言詩
作者     マリオ・レディング


(あらすじとデータ)

ノストラダムスは予言を詩にして描いたが、
さらに失われた58篇の四行詩があると言われる。
その隠し場所はジプシーに伝わっていた。

予言詩をめぐる攻防。


(私はこう読んだ)

いろいろハテナがいっぱいのお話でした。
まず、フランス貴族の悪魔払い一家(?)ってのがピンとこなかったです。
どうしてそれが人殺しを前提に、徘徊してんのかは、
もっと分からず。
ジプシーを主役にしないで、
わざわざアメリカ人作家を持ってきたのは仕方ないとしても。
ジプシー文化とか、
黒い処女の扱いとか、
そもそもノストラダムスってそんなだっけ?とか、
いろいろ腑に落ちないのは、落ちないんだけど、
キリスト教文化園の限界というか、
アメリカ文化園の限界というか、
まあ、それはそれとして。

バカ本的、
ハリウッド映画的、
エンターテイメント作品として、面白く読みました。

ノストラダムス 封印された予言詩〈上〉 (新潮文庫)

ノストラダムス 封印された予言詩〈上〉 (新潮文庫)




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数学的にありえない [海外ミステリー]

タイトル    数学的にありえない
作者     アダム ファウアー

(あらすじとデータ)

癲癇の発作に苦しむデイヴィッド大学講師をやめ、
今は得意の確率論を武器にギャンブル三昧の日々を送っていたが、
大博打に負けて、またしても発作が。
迫りくる借金の取り立て。
しかし、癲癇の新薬を手に入れるために、町を出るわけにはいかない。

第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。


(私はこう読んだ)

まず、タイトルが上手いなあ、と。

読み始めに思ったより、全然エンタメ作品でした。
タイムパラドックス物として、期待していたのとは違ったけれど、
非局所的現実の共有として、期待していたのとも違ったけれど、
分かりやすいから、アリだと思いました。
だって、もっと小難しい話かと思っていたもの。

ストーリーとしての目新しさはないし、
登場人物は特徴もなければ、リアリティもないのに、
切り口がユニークなので面白く読みました。
いろいろアナもあるけど、丁寧だし、読んでいる間は十分騙してもらいました。

ちょっとバカ本で、楽しかったです。


数学的にありえない〈上〉

数学的にありえない〈上〉

  • 作者: アダム ファウアー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本



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聞いてないとは言わせない [海外ミステリー]

タイトル    聞いてないとは言わせない
作者     ジェイムズ・リーズナー


(あらすじとデータ)

テキサスの農場を一人切り盛りするグレースは40代の女盛り。
その彼女のもとに転がりこんだ流れ者の青年。
年の差ダブルスコアの二人の間にはロマンスが芽生えたのだが。

突然、「母ちゃん!オレ、あんたが捨てた子だよ」と
青年が名乗りをあげた丁度そのとき、
平和だった農場に銃を持って乗り込んできた男たちがいた…!


(私はこう読んだ)

いっそ気持ちがいいほど、出てくる人間みーんな悪人。
金、という非常に分かりやすい動機のもとに、
ぶつかり合う銀行強盗たちと、
寂しさ、という、これまた分かりやすい動機で
犯罪に飛び込む若者の物語です。
と書くと、ちょっとロマンチックにも聞こえますが、
世界観はかなりドライ。
結構なハードボイルドでございます。

ヒロイン、めちゃカッコイー。
銃で撃たれたあとハンバーガーを食う、みたいなたくましさで。
さすが出産の直後にステーキを食べる国民は違うわあ、と感銘しきり。
考えてみると、アメリカ的な野蛮さは、
それだけでハードボイルドと言えるかも。

アポまでの時間つぶしのつもりでBook offで買った本でしたが、
予想外に面白かったです。
書籍業界不況の昨今を思えば、
これなら喜んで定価で買ってさしあげたかった。
古本100円で読んでごめんなさい、って言うか、
ありがとうの気持ちです。

喉越し辛口、後口スッキリ
スピード感のあるエンターテイメント作品で、
奥行きもそれなりに楽しめました。
お気に入りです。


聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫)

聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫)




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 [海外ミステリー]

タイトル    斧
作者     ドナルド・E. ウェストレイク


(あらすじとデータ)

能力があり、職歴もあり、やる気も申し分ないのに、
仕事がない男が見つけた驚愕の結論。
それは、ライバルになる見込みの求職者たちや、
就職したい仕事に就いている人間を殺して、
代わりに自分が仕事に就くことだった。

元中間管理職50代無職、妻子あり。
先手必勝、究極に過激な就職活動


(私はこう読んだ)

なんというか、わびしい話だなあ、と思って読みはじめた
初老プー太郎の物語でしたが、
地味に怖いお話でした。

筋そのものは、わりと単純なアイデアだと思うんだけど、
それをここまで書き込んじゃえる力量はさすが。
オチなんかも、おそらく別の着地もいろいろできると思いますが、
それでも、ここに落としてきたか・・・というオチで、
たいへん黒いです。
地味だけど。

仕事ってなんだろう?というよりは、
有能ってなんだろう?というようなことを考えました。

ちなみに、この殺人者である主人公の殺害計画は、
一見、合理主義であるようで、
その実、かなりの部分、行き当たりばったり。
運に頼っています。
漠然と抱いている「アメリカ式合理主義ってこうなんじゃね?」という
イメージを裏づけられたりとかしました。



斧 (文春文庫)

斧 (文春文庫)




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追憶のローズマリー [海外ミステリー]

タイトル    追憶のローズマリー
作者     ジューン・トムスン

(あらすじとデータ)

社会人のための集中文学講座講師が水死体で発見された。
ハンサムな講師の死体はオフィーリアよろしくローズマリーの枝を握りしめていた。
才能があって、女性出入りの激しい被害者のまわりには、容疑者がいっぱい。

フィンチ警部モノ2作目。

(私はこう読んだ)

英国女流ミステリーの格調高さというか、
シェイクスピアを本歌取りした謎解きとして、
手堅い出来ばえが素晴らしいです。

シャーロック・ホームズのパスティーシュの名手として
名高い作者ですが、こうやって見ると、
アガサの系譜でもあるのだな、と。
物語の骨格がハッキリして読みやすく、
さすがに実力のある作家だなあ、という感じ。
重さのない、ほどよさが心地好い娯楽小説です。




追憶のローズマリー (創元推理文庫)

追憶のローズマリー (創元推理文庫)

  • 作者: ジューン・トムスン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 文庫



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