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カッコウの卵は誰のもの [探偵ミステリー]

タイトル    カッコウの卵は誰のもの
作者     東野 圭吾


(あらすじとデータ)

オリンピックに出場したほどの実績を持つスキーヤーの娘は、
やはり将来を嘱望されたスキーヤーに成長した。
しかし、娘は本当の子供ではなかった。
そのことをひた隠しにする父親。
運動神経の良し悪しに関わる遺伝を研究する男からの、
執拗なアプローチ。
娘の実の父親からのコンタクトに怯え・・・。


(私はこう読んだ)

スキーみたいに自然のなかでするスポーツの選手は、
条件がコントロールできないぶん、
修行僧みたいになってしまうものかも?
と、思ってしまうほど、ストイックなお父さんのお話でした。

東野作品って、愛する者のために、
身を犠牲にする男の話が多いと思うんだけど、
こういうロマンチシズムって、
日本人には、やっぱりウケますよねえ。
ちょっとやり過ぎじゃ?と、恥ずかしくなる私でさえ、
そういう美しさは否定できないんだから。


カッコウの卵は誰のもの

カッコウの卵は誰のもの




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死ねばいいのに [探偵ミステリー]

タイトル    死ねばいいのに
作者     京極夏彦


(あらすじとデータ)

殺された女のことを関係者に聴いて歩く男。
事件ではなく、被害者の人となりを調べるうちに
浮かび上がる、
絶望と、事件の真相。


(私はこう読んだ)

普通にしみったれた人生を、理路整然と描き出すことにかけては、
右に出る者はないんじゃなかろうか、と
いつも感心してしまう、京極作品。

「普通」に対する疑問には、私も過剰なほうなので、
やっぱり気になる作家なわけです。
なんてぇか、京極作品を読んでいると、
苦労して「世間」と付き合ってきた人なんだろうなあ、
というような。
不思議な共感にため息が出るような。

ミステリーとしても、よろし。
結局のところ、ミステリーって構成力なんですよね。
さすがに巧みな出来上がりです。
しかも、なんとなく狸に騙されたようなオチの感触。
読み終ったあと、意地の悪い微笑みに頬を持ち上げられる感じが、
これ、やっぱり快感だと思うんですよね。
面白かったです。


死ねばいいのに

死ねばいいのに




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線の波紋 [探偵ミステリー]

タイトル    線の波紋
作者     長岡弘樹


(あらすじとデータ)

短編連作形式のミステリー

談合・・・・誘拐された幼女の母親。いたずら電話
追悼・・・・殺された男の友人。横領を見つかって
波紋・・・・誘拐犯を追う女刑事。その恋した相手
再現・・・・誘拐&殺人の真相。オタクのお母さん
エピローグ・・・・殺された男が笑っていた理由


(私はこう読んだ)

ズバリ、素晴らしいです。
ミステリーとしての目新しさはないものの、
構成が上手いので、読後の充足感はなかなかのもの。
こういう情報の切り捨てかたの上手な
小説は好きなんです。

ずいぶんと繊細なタッチなので、
書き手は女性かと勘違いしたほどの、細やかさ。
テーマは「疑心暗鬼と優しい嘘」といったところなんだけど、
その切り口が、また、意地悪なんだな。
犯人はゲンミツにキモチ悪いし。
それでいて、平成的な生温さもあって、バランスがいい。
地味だけど、傑作だと思いました。


線の波紋

線の波紋

  • 作者: 長岡 弘樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/09/29
  • メディア: 単行本


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パーフェクトブルー [探偵ミステリー]

タイトル    パーフェクトブルー
作者     宮部みゆき


(あらすじとデータ)

高校野球界のヒーローが殺害された。
ヤサグレた弟と一緒に、父娘探偵が事件解決に乗り出した。
探るうち、明らかにされる製薬会社の陰謀。


(私はこう読んだ)

ちょっとビックリするくらい面白かったです。
物語そのものは、正気なロビン・クックといった案配。
驚くような展開ではないんですが。
しっかり読ませるエンタメ作品になっていて、これって文章力のたまもの。
正直、文章は上手い作家じゃないと思っていただけに、感動しきり。
文章って上手くなるんだなあ。
努力してる人って、ちゃんと分かるもんです。


パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)

パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 文庫


連ドラ原作ですが


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FLY [探偵ミステリー]

タイトル    FLY
作者     新野 剛志


(あらすじとデータ)

殺人犯と知り合って通報したら、
逃げられたうえに付け狙われて…


(私はこう読んだ)

粘着質と言っていい丁寧さのある小説で、
分かりやすい反面、やや疲れました。
すごーく好きな人は、絶対いるな、と思います。
私自身、体力のあるときだったら、
結構楽しく読んだはず。

全体のイメージを言うと、
深くて暗い井戸の底から、太陽を見上げているような、
非常に暗い青春小説という感じでしょうか。
一にも二にも、とにかく暗い印象でしたが、
中年になってまで引きずっちゃうような青春は、
それなりに暗さがあってしかるべきかな、とは思うので、
暗くて良いのだと思うけど。
ムリヤリ希望を語るオチは、ムリヤリすぎて切ないです。

ツッコミどころは多々ありますが、
これだけネッチリやられると、
なんだか負けた気がします。


FLY (文春文庫)

FLY (文春文庫)

  • 作者: 新野 剛志
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫



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