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プラチナデータ [探偵ミステリー]

タイトル    プラチナデータ
作者     東野 圭吾


(あらすじとデータ)

登録された遺伝子バンクから犯罪者の遺伝子を検索、
遺伝子プロファイリングするシステムが作られた。
それによって警察の捜査も一変。
昔ながらのやり方に信を置く刑事は面白くない。
ところが、遺伝子検索システムを開発した人物が殺害され…。


(私はこう読んだ)

近未来SF。
なんて懐かしく、心躍る響き。
SFが未来に追い越されて久しいと思われている今こそ、
妄想したいな、近未来。
とは言え、ガッツリSFにしないのも、
昨今のデリカシーかなあ?
なんてことも思うところではあって、
その辺、THE推理小説家東野圭吾はセンスがいいです。
ネタはSFでも、
本質はあくまで推理小説なのは、
だれど、アシモフだってそうだったので、全然アリです。

ただ、また多重人格かあ、とは正直思いました。
分かりやすくて良過ぎるというか、
まあ、過ぎたるはなんとやら、に
感じちゃうだけなのかもしれないけど。
見飽きた感は否めません。
(そんなのばっか読んでる私が悪いのか?)

そうは言っても、落としどころの手堅さは相変わらず。
可愛さと意地悪さのバランスが好きだなあ、って、
感心しちゃいます。

映画化、いいんじゃないでしょうか。
SF部分がどう料理されるかは、ちょっとドキドキしますが。
楽しみです。


プラチナデータ

プラチナデータ

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本



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八墓村 [探偵ミステリー]

タイトル    八墓村
作者     横溝 正史


(あらすじとデータ)

ご存知、金田一物の傑作。

若き男前の遺産相続人の目の前で、
次々起こる奇怪な殺人。
それは、血みどろな伝説を思わせる
陰鬱な連続殺人だった。

さばけた美女である未亡人。
双子の老女。
不倫を秘めたお姉さん。
ちょっと足りないカワイコちゃん。
盗癖のある尼さん。
そして、洞窟。
呪いの地。
陰惨な伝説を持つ旧家の秘密。
これでもか、これでもかなネタの大盤振る舞いで、
これぞTHE横溝。

伝説の猟奇殺人・津山三十人殺しに想を得て書かれた。


(私はこう読んだ)

小学生の時に読んだきり、金田一物は
全然読み直してなかったのですが。
耕助さんが素晴らしくかわいい!ことに、目覚めました。

と同時に。
過去、見てきた映像化された耕助さんは、
ちょっと違うなあ、と。
どもりのきつい小男、という役柄は、
男前役者がやっちゃダメでしょう。
ギリギリ石坂浩二。
今なら、浜田岳くんかな、って思うんですが、
どんなもんでしょ。

だって、八墓村の耕助さんは、
ほんっとうに働いてないんですよね。
もちろん、そこが萌えなわけで、
よっ、分かってるなあ、横溝!
と、思わず掛け声のひとつも張りたくなるってもの。
オタク心をくすぐられます。

それから、
横溝の文章の美味さに、改めて驚きました。
金田一物は他の作品にくらべて、
コミカルな部分はあるし、文体も砕けているので、
なんとなく下に見ていた観があったのですが、
いやはや、小説として面白いし、
美しいし。
さすがだなあ、と改めて惚れ直しました。

八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

  • 作者: 横溝 正史
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1971/04
  • メディア: 文庫



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ユニット [探偵ミステリー]

タイトル    ユニット
作者     佐々木譲


(あらすじとデータ)

刑事である暴力亭主から子供を連れて逃げ出した女。
17歳の少年に妻子を殺された男。
ふたりが出会ったとき、ふたりの敵もそれぞれに動き出していたのだった。


(私はこう読んだ)

普通によくできたサスペンスです。
しかも、バリバリの火サス系。

ラストはみえみえなんだけど、
それでも「そのとき」を待ってしまうワクワク感は
たいしたものだと言っていいんじゃないかしらん。
古い感じはあるけれど、ある程度、これは様式美というもので。

人はころころ死んじゃうし、
ツッコミどころもいっぱいだし、
リアリティもないけど、
そういうもんでしょ。
火サスだもん。

昭和の文化遺産だと思って読むのが、正しい気がします。

ただ、個人的には、せめてタイトルがもうちょっと攻めてても
良かったんじゃないかなあ、とは思いました。
どうせならテレビ的な軽さが欲しいな、って。

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フライジング条約事件 [探偵ミステリー]

タイトル    フライジング条約事件 マイクロフト・ホームズの機密ファイル
作者     クイン・フォーセット


(あらすじとデータ)

イギリスの政府高官であるマイクロフト・ホームズのもとに、
とある秘密結社が、英独間で締結された条約文書を狙っているという
情報が入った。
その秘密条約は、公開されるとヨーロッパ各国の王家が倒され、
平和均衡が崩れてしまう性格を持つ。
マイクロフトは秘書ガスリーに敵の組織に潜入させ、
条約文書を守り、組織の陰謀を阻止しようと図るのだが…。


(私はこう読んだ)

お話そのものはドイル仕立てに近いスパイ物です。
悪くないと思うんだけれど、
ホームズのパスティーシュとしては絡みが弱くて、
個人的には、ちょっとガッカリ。
まあ、パスティーシュだと思わなければ、全然OKなんですけど。
マイクロフト、結構スキなので、思い入れがねえ…。

マイクロフトの秘書である主人公は可愛いので、
読んで損した感じはありません。
いろいろ解決しないまま終わっているので、
ミステリーとしては微妙ですが、
小説としてはアリだと私は思いました。

フライジング条約事件―マイクロフト・ホームズの機密ファイル (光文社文庫)

フライジング条約事件―マイクロフト・ホームズの機密ファイル (光文社文庫)

  • 作者: クイン フォーセット
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/09/06
  • メディア: 文庫



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向う端にすわった男 [探偵ミステリー]

タイトル    向う端にすわった男
作者    東 直己 


(あらすじとデータ)

・向う端にすわった男…映画とハードボイルド
・調子のいい奴…ヘナチョコ詐欺
・秋の終り…やくざから女を助け出す話
・自慢の息子…夏だけ札幌にくるホームレス
・消える男…全共闘世代

ススキノ探偵シリーズ短編集。


(私はこう読んだ)

なんともブレのない短編ばかり。
基本的に短編という小説の形式が好きなせいか、
シリーズのなかでも結構好きな一冊です。

たぶん、全体に流れる、そこはかとない不燃感がいいんだと思うんです。
割り切れる物語なんてハードボイルドじゃないもんね。

それにしても、こう並べると、このシリーズのタイトルは、
テレがあってかわいいような。



向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)

向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 東 直己
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 文庫



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